これだけは準備しておきたい10の事
葬儀の責任者として、葬儀内容に関する事や弔問客、僧侶への対応など、とても重要な役割を担っています。喪主は故人様と縁の深い方が務める場合が多く、一般的に夫婦の場合は配偶者、配偶者がいない場合は長男。また、子供がいない場合は親、兄弟の順になります。その他、近親者がいない場合は、親しい友人などが代理で務める場合もあります。
宗旨・宗派によって、葬儀の飾り付けや進行が異なりますので、事前にご自身の信仰する宗旨・宗派をご確認ください。また、菩提寺が遠方の場合は、近くの僧侶を紹介していただける場合もございますので、事前に相談をしておきましょう。分からない場合は親族に確認を取るなどして、予めは把握しておくことをおすすめします。
もしもの時に訃報の通知を確実に伝えるため、ご親戚関係はもちろん、親しい交友関係をリストに残しておきましょう。特に故人様の会社関係や友人の連絡先などは分からない場合がよくあります。また、携帯電話やパソコンなども、セキュリティーロックが解除できず、名前や連絡先が確認できなかった、という声もよく聞きます。残される方のためにも、エンディングノートを活用するなどをして連絡先リストを事前に作成しておきましょう。
役所への手続き(死亡届・火葬場の手続き)の際に、故人様の名前や住所、本籍地を記入する必要があります。近年では、免許証に本籍地が記載されなくなったため、いざという時に分からず慌てる方が多いようです。事前に調べておくと安心です。また、葬儀後の相続や保険などの各種手続きで必要となる場合もあるので確認をしておくことをおすすめします。
病院で亡くなった場合、ご精算が終わり死亡診断書を受け取るとすぐに葬儀社へ連絡し、故人様を寝台車でご自宅もしくは直接葬儀会館などの安置施設へ移動する必要があります。ご安置する場所を事前に決めておくと、お亡くなりになった場合でも慌てずに対応が可能です。当社では、ご自宅に連れて帰れない場合でも、24時間受け入れ可能な安置施設を完備しています。
選べるご安置方法
病院でご逝去後、離れたご自宅へ連れて帰る途中にある安置室をご利用ください。
ご遺体の受け入れ(お預かり)が24時間いつでも可能です。
葬儀には昔ながらの一般的な葬儀スタイルの他、最近では家族を中心にごく親しい方のみで見送る「家族葬」や、通夜・葬儀などの宗教儀礼は執り行わず、費用を最小限に抑えたお見送りのみの「直葬」などがございます。希望に沿った葬儀を執り行うためには予め葬儀の形式をきちんと把握しておくことが重要です。
故人様の遺影写真を作成する際に必要となります。いざという時は、バタバタしてゆっくり写真を選ぶ時間もありません。心にゆとりのある時に準備しておきましょう。写真の選び方のポイントとしては、ピントが合っていて被写体が大きく映っているもの、汚れや傷のないものをお選びください。免許証の写真は小さく、引き伸ばした際にボヤケが出るので遺影写真には適していません。
印鑑は、役所への手続き(死亡届・火葬場の手続)の際に必要となります。また、ご用意頂く印鑑は故人様のものではなく、死亡届を記入する方、ご本人のものが必要となります。なお、公的書類(死亡届など)のため、浸透印(シャチハタ)は使用できません。印鑑は三文判をご用意ください。また、重要な印鑑(銀行印・実印等)はお避け下さい。
先祖代々のお墓の継承、または新しいお墓の建墓などを考えましょう。また、近年では宗教にとらわれない供養方法として海洋散骨や樹木葬、自宅供養(手元供養)や、お寺で永代にわたり供養をしてくれる永代供養を望む方も増えてきています。トラブルを避けるためにも親族間での話し合いや、菩提寺がある場合は事前に相談をしておきましょう。
死亡後、故人様の口座は凍結され、たとえ遺族であっても引き出すことができなくなります。また、保険金も手続きから受取までに1週間程度かかる場合がございます。葬儀費用は後日精算が可能ですが、寺院や僧侶へのお布施など、現金がすぐに必要な場合ございます。予め葬儀費用の捻出方法を考えておきましょう。